No.7共通線信号方式とは?
●ディジタル・ネットワークに対応した共通線信号方式として,ITU-T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)が検討し,勧告した共通線信号方式(Q.700シリーズ勧告)。
●電話交換,データ交換,ISDNの疎通だけでなく,交換局の遠隔制御,ネットワークの保守や運用管理などの多様な用途に使用できる。
●共通線の速度はディジタル伝送路に適合する64kビット/秒。
●また,共通線信号方式には,Dチャネル共通線信号方式がある。ISDNのユーザー・網インタフェースのDチャネル信号方式(DSS1)を基に,TTC(電信電話技術委員会)がPBX間用に標準化した信号方式。
共通線信号方式
●電話/ISDN網を構成するとき,電話交換機を制御する情報(制御信号)を,ユーザー情報向け回線とは別の回線で伝送する方式を共通線信号方式という。
●制御信号は,交換機間で接続を行う場合に必要な信号で,通信を接続するための相手先(着信)番号の転送,着信側が応答したことの通知,通信が終了したことの通知などの情報の授受を行う。
●このような情報の授受を旧来のクロスバ交換機では,通信回線を用いて,通信の前後にその呼に関する信号を伝達していた(これを,個別線信号方式という)。
●信号転送能力があまり高くなく,複雑・多彩な信号は送りにくいほか,通信中には信号が送れないという問題があった。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿